No.021,22
ALFA ROMEO 155V6TI 1993 ALFA CORSE #7,#8
(アルファロメオ 155V6TI 1993 アルファ・コルセ 7号車、8号車)

MODEL DATA
メーカー タミヤ
スケール 1/24
全長 196mm
掲載日 2011/09/24

※画像をクリックすると外部サイト(Picasa)のアルバムが開きます。
 

・モデルについて
 タミヤ製アルファロメオ155V6TIです。1993年のDTMにイタリアから初参戦して、 いきな り優勝どころか圧倒的な速さでその年の選手権を制覇してしまった8号車N.ラリーニと、選手権こそ逃したものの随所に速さを見せた7号車A.ナニーニの2 台です。
 
わけあって2台分のキットが手元に入り、どうせならということで2台同時製作ということになりました。


・作業について
(各画像は製作記のブログにリンクしています。よろしければご覧ください。)

下地処理
 いつものようにボディの突起という突起を片っ端からそぎ後し、モールド彫りなおし、表面処理。


メッシュ部分
  フロントノーズのグリルとバンパー中央部のメッシュ部分をくり貫き、エッチングパーツで置き換え。グリル部分はスタジオ27の155用エッチングパーツ セットを使用。バンパー中央部も用意されていたのですが、メッシュのラインが太すぎて使い物にならないため同社のエッチングメッシュを使用しました。

    

 その他グリル横開口部やエンジン上のインダクションポッド、ラジエターボックスの開口部などにもエッチングメッシュを使用しました。 (どれもエッチングパーツセットに入っている部分ですがどれもこれも太すぎて使い物にならず・・・)
    

リベット
 ボディのあちこちにリベットがちりばめられているのでこれをインセクトピン(虫ピン)を使って再現しました。使う部位によっ てサイズを変更しています。なんだかんだトータルで一台辺り70本!2台で140本!インセクトピンを一気に消費してしまいました。

   

内装&ドライバー
 内装は8号車と7号車で少々手の入れ具合が違います。
(2台とも同じレベルで手を入れるのはちっとしんどかったんで(汗))

 まずどちらも電装系のパイピングを追加するため、キットの電装のボックスを少々加工します。
次に。8号車は資料には無いボックスを追加し、さらに前後スタビライザーの調整レバーもちょっと加工してワイヤーを接続してみました。電装のワイヤーの太 さもいろいろと変えてメリハリを持たせてみました。

            

 7号車の方は加工した電装ボックスにタミヤのビニールチューブを這わせただけのお手軽ワイヤリングです。太さが同じなので少々単調な 仕上がりですが、まあ何もしないよりかはハッタリが利いてよいかなと。

 ついでに(?)ドライバーも乗せてしまいました。ジャンクで余ってたラリー・ドライバーを使用し、腕の角度とか調整&パテ盛りで合わ せ込みました。8号車はコナーリング中、7号車はシフトチェンジ中という感じにポーズを決めてみました。

    

 シートベルトはスタジオ27のシートベルトセットの金具とハセガワのランチャデルタに付属のエッチング金具&シートベルト用ゴムシー トを使用しています。バックル部分はドライバーのモールドをそのまま使っちゃいました。

 

ボディ塗装
 ボディ色はフィニッシャーズのファンデーションピンクの上から同社のディープ・レッドを吹きました。同社がアルファ用といっているだけあって深みのある 赤になったのではないかと思われます。



ボディデカール
 純正デカールを使いましたが、シルクスクリーン印刷(白単色)の方はほとんど透けは気にならないレベルでしたが、オフセット 印刷の方はちょっとイマイチでした。どちらも柔らかくて貼りづらかったけど(汗)



 ボディ下部のサイドスカートやリアウィングはカーボン・デカールを使って再現しました。凸凹だったのでエライ時間がかかりました。x2台分だし。内装や インダクションポッドにも貼りましたが、ボディ2台分で力尽きたので8号車の方しか貼ってません(苦笑)

        

・完成して
 前々から作りたいキットだったので調子に乗って2台同時製作を慣行しましたが、ちょっとばかり考えが甘かったです。途中まではかなり効率よく進められま したが、ボディの研ぎ出し辺りから怪しい雲行きに。どんな作業でも必ず2倍2倍(by高見山。古〜)なもんでなかなか先に進めない。途中で考えていたディ ティールアップもかなりスルーしてしまいました。(エンジンルーム内とかね)

 それでも作りたかった車が2台同時に完成して並べて写真を撮ると、それまでの苦労が報われたかのようななんともいえない達成感は味わ えたように思えます。(7,8号車が両方とも揃えられたのでコレクター観点ではかなりポイント高し?)

 あと、メリットとしては7と8どっちを作る?で迷わなくて済んだってのもあるかなw
(ってなわけで、ロースさん〜2台やっつけましたよーw)

 次はがらりと毛色を変えて日本車を作りますよー(車輪がちょっと多いかな・・・w)


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